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着物で戸越銀座へ!大阪「荒井はきもの店」さんで、家族の草履を誂えてきました

【纏う(Wearing)】

今回は子供と一緒に着物を着て、ちょっと特別なお出かけ。

大阪の名店「荒井はきもの店」さんが東京の戸越銀座に出張来られているという噂を聞きつけ、「これは直接お会いできる大チャンス!」と、ワクワクしながら家族で足を運んできました。

普段はなかなか行くことができない遠方の名店。その熱気を肌で感じながら、家族の特別な足元を選ぶ贅沢な時間は本当に楽しかったです。

その場で命を吹き込む「すげ」の職人技

今回の出張受注会で何より感動したのは、「直接選んで、その場で鼻緒をすげてくれる」というライブ感です!

台(ベースとなる部分)と鼻緒をそれぞれ自分好みに選ぶと、職人さんがその人の足の形や歩き癖をほんの数分で見極めて、目の前で一本の草履へと仕立て上げてくれます。

「すげる(挿げる)」とは 草履や下駄に鼻緒を取り付ける作業のこと。職人の手の感覚一つで、きつすぎず緩すぎない、極上の履き心地が生み出されます。

目の前で職人さんの手が迷いなく動き、命が吹き込まれていく様子は、まさに「長く使える美しい道具」が誕生する瞬間の美しさそのもの。しかも、これだけの職人技でありながら非常にお値打ち価格だったのも嬉しい驚きでした。手仕事の温かみをこんなにも身近に感じられる機会は、そうそうありません。

家族へ贈る、拘りの二足

今回は私の買い物ではなく、妻と子供のためにそれぞれ一足ずつ、特別なものを誂えていただきました。

1. 妻へ:端正な美しさが光る「畳表(たたみおもて)」

妻には、凛とした佇まいが美しい畳表の草履を。 細かく丁寧に編み込まれた天然の質感が上品で、履き込むほどに足に馴染み、独特の風合いと風格を増していきます。どんな着物にもすっと寄り添ってくれるので、まさに「一生モノ」として長く大切に付き合っていける一足です。

2. 子供へ:裏に銘を宿す「塗り下駄」

子供には、艶やかな表情が愛らしい塗りの下駄を。 実はこの塗りの台、裏を返すと職人の「銘」が刻まれている拘りの逸品なんです。見えないところにまで職人の誇りと意匠が宿っている道具は、子供の心にも「モノを大切にする豊かさ」を教えてくれる気がします。華やかな鼻緒とのコントラストも本当に素敵で、良い買い物ができました。

想像の10倍歩きやすい!「一本歯下駄」の衝撃体験

会場では、以前から少し気になっていた「一本歯下駄」の試着体験もさせていただきました。

正直なところ、一本歯の下駄って「脱ぎ履きがちょっと大変そうだな……」とか、「立ち止まったときにバランスを取るのが難しそう」というデメリットが頭に浮かびますよね。

ところが、実際に足を乗せて歩き出してみると……想像の10倍歩きやすいんです!

たしかに止まるとグラグラしますが、一度歩き出してしまえば、ずっと歩き続ける分には驚くほどスムーズ。体幹が自然とスッと立ち上がり、ポンポンと足が前へ出ます。この独特の浮遊感と心地よさには、危うくその場で衝動買いしそうになるほど心惹かれてしまいました。

次なる名店との出会いを楽しみに

実は私自身、少し前に「カレンブロッソ」で草履を新調したばかり。 今回は後ろ髪を引かれつつも自分の分は見送りましたが、職人さんの手仕事を間近で見たことで、和装の足元への愛着がさらに深まりました。次回の出張を楽しみに待ちたいと思います!

そして次は、品川にある男物の聖地、はきもの店「丸屋」さんにも足を運んでみたいと思案中です。

皆さんもぜひ、自分の足にぴったりと寄り添う「誂えの履物」の世界を覗いてみませんか?お気に入りの足元があると、着物でお出かけする時間が何倍も愛おしくなりますよ。

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