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カバンの菱目打ち完了と、10年モノの帽子を革で直した話。

【仕立てる(Making)】

絶賛「DAZN廃人」継続中!楽しみにしていた決勝トーナメントでは結局、日本はブラジルに力負けしてしまいました。

引き続きワールドカップ漬けの日々は続きますが、やはり日本戦がないとさみしいものです。そんなこんなでブログ更新はやはり鈍く……。とりあえずレザークラフトの更新記事でも。今回は2つ報告です。


カバンの菱目打ち、完了しました

前回の記事で「次は菱目打ち」と書いていたヌバックのカバンです。終わりました。

3時間ほどかかりました。思っていたより長かった。

直線部分は4本目打ちで一気に進められるんですが、このカバンは曲線部分が多い。曲線に4本目打ちを使うと穴の間隔が乱れるため、2本目打ちで一穴ずつ丁寧に打っていく必要があります。

この2本目打ちの工程が、とにかく時間がかかる。集中力も要る。曲線のカーブに沿わせながら打っていくので、一打ごとに角度を微調整する必要があります。

「カーブが多い=それだけ手間がかかる」——型紙を見ているときには気づかなかったことが、実際に手を動かすとわかる。レザークラフトを続けるほど、こういう発見が増えてきます。また夜の作業だったため2本菱目打ちで軽く後をつけた後、コルク板の上で菱ギリを丁寧に刺していきました。。コルク板の上だと引き抜きやすくて良いですよ、静かに貫通できます。

次はいよいよ縫製に入ります。菱目打ちを終えたことで、縫い上がりのイメージが一気に具体的になってきました。


10年モノのハンチングを、革で直しました

レザークラフトの話がもう一つ。帽子の修理です。

10年以上愛用しているoverrideのハンチングがあります。overrideは「Sense of Japan」をコンセプトに掲げる日本の帽子ブランド。帽子の伝統を大切にしながら現代のスタイルに落とし込む姿勢が好きで、ずっと使い続けています。

ウール素材のネイビーのハンチングで、かぶり心地も形も気に入っているんですが、サイドのサイズ調整部分(サイドストラップ)が限界を迎えていました。

合皮のコーティングが剥がれてみっともない状態に

サイドストラップの素材が合皮だったため、表面のコーティングがペロペロと剥がれてきていました。手で触るとボロボロ崩れる感触。帽子本体はまだまだ現役なのに、この部分だけ残念な見た目になっていました。

「どうせ直すなら、せっかくだから革に変えよう」と思い立ちました。

差し色としてオレンジの革を選択

ミヤツグで仕入れた革の端材の中にちょうどいいサイズのオレンジ系の革がありました。ネイビーのウールに対してオレンジは、差し色として機能するはず。そのまま同色系でまとめるよりも、少し遊んだほうが面白い。

ストラップのサイズに合わせて革を裁断し、バックルに通して取り付け。縫いはせず、バックルに通す構造のみでシンプルに仕上げました。

被ってみると、いい感じです。ネイビー×オレンジの組み合わせは着物の帯まわりの色使いに近い感覚があって、和装にも合わせやすそう。

ウール素材なので本格的に活躍するのは秋冬ですが、今から出番が楽しみです。


レザークラフトは「道具を直す」という使い方もできる、というのを改めて実感した修理でした。縫いも接着もなし、裁断と成形だけで完結するので、入門として一番ハードルが低い作業です。何か劣化したパーツがある方は、革での付け替えを試してみてください。ではまた。


※ W杯2026 日本代表対ブラジル代表(ラウンド32)の結果:1-2で日本が逆転負け・ベスト32で敗退。
  出典:NHKニュース(2026年6月30日)/ 日本経済新聞(2026年6月30日)
※ overrideのブランドコンセプト「Sense of Japan」について。
  出典:override公式サイト(overridehat.com、2026年7月確認)
※ 使用革材はミヤツグ購入品の端材。縫いなし・バックル通しのみの構造。

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