ワールドカップに夢中で記事更新が遅れている間にブログの不具合が重なってしまい。。入れない状態だったようです。大変失礼しました。
気を取り直しまして・・「えっ、あのミズノが、本気で雪駄を作ってるの!?」
ネットで初めてその存在を知ったとき、私は素直にびっくりしてしまいました。スポーツシューズの最前線を走るグローバルメーカーが、なぜ日本古来の「雪駄」なのか……?
でも、調べていくうちに「なるほど、だからミズノが作る意味があるんだ!」と、めちゃくちゃ納得でした。そこには、ただの面白いコラボに留まらない、男心をくすぐるロジカルで美しい構造が隠されていました。

スポーツ工学と伝統がまざり合う「SETTA C/6」
この近未来感あふれるフットウェアの正式名称は、【大和工房】SETTA C/6(セッタ シーシックス)。なんと400年以上の歴史を持つ雪駄の産地・奈良県で、手仕事を貫く「大和工房」とミズノががっちりタッグを組んで生まれた次世代の雪駄です。
ちなみに、この「C/6」という名前がすでにカッコいいんですよね。「C」はカーボン(Carbon)を、そして「6」は炭素の元素番号「6」を表しているそうです。素材そのものを名前にしちゃうあたり、プロダクトデザインの匂いがプンプンします笑
- 品番:D3JS2301(仕様によって別型番もあり)
- 価格:税込22,000円(本体価格20,000円)
- 生産:日本製(奈良県)
- 展開:ユニセックス(S〜LLサイズ)
カーボン×コルク。驚きの「多層構造」が歩きやすさの秘密
この雪駄が「ただのハイテク風サンダル」と一線を画しているのは、なんといってもインソールに仕込まれた「CFRP(カーボン繊維強化プラスチック)」の存在です。
テニスラケットやゴルフクラブ、陸上のスパイクなど、ミズノが長年磨き上げてきたお家芸とも言えるカーボン成型技術。それを贅沢にも雪駄の背骨として移植したわけですね。これによって、従来の雪駄にはない「独自のアーチ形状」をキープすることに成功しています。

歩くときにかかとから着地して、つま先へ抜けていく。その時にカーボンが心地よくしなって、前へとコロンと転がるような感覚(ローリング)を生み出してくれます。伝統的な見た目なのに、履き心地は最先端の人間工学。このギャップがたままりません。
ソールのパーツ構成を見てみると、驚くほどこだわり抜かれています。
| パーツ | 使われている素材とこだわり |
|---|---|
| コア(インソール内) | カーボン(CFRP) 歩くたびにグッと前へ押し出してくれる、魔法のような「しなり」の主役。 |
| フットベッド(天板) | ポリエステル麻調織物など(カラーにより異なります) 足裏が触れる部分は、日本の夏にぴったりなシャリッとした涼しい質感。 |
| ミッドソール | 低反発発泡ウレタン 足裏の形に優しくフィットして、硬いアスファルトの衝撃をいなしてくれます。 |
| アウトソール | 再生コルク+合成ゴム複合材 見た目もおしゃれなコルクに、すり減りを防ぐゴムを混ぜたタフなソール。 |
| 鼻緒・先緒(さっきょ) | 起毛ポリエステル(PU加工) 雪駄で一番痛くなりやすい指の間のために、とにかく優しい肌触りにこだわっています。 |
1日に「16足」しか作れない、贅沢な手仕事
ここまでハイテクな素材を使いまくっているのに、この雪駄、実はオートメーションの機械でガシャガシャ大量生産しているわけではないんです。
雪駄としての本来の美しさや、鼻緒の絶妙な締め加減(すげ加減)を再現するため、奈良の職人さんが一足一足、手作業で仕立てています。そのため、1日にできるのはわずか16足だけ!
型に流し込んで一瞬で大量に作れるこの時代に、あえて職人さんの手仕事という「時間のかかるプロセス」を通す。この非効率の中にしか宿らない美しさがあることを、あのグローバルなミズノがリスペクトして作っているのが、なんだかすごく嬉しくなります。裏側に刻まれた両ブランドのロゴが、その誇りを物語っていますね。
モダンな着物プレイヤーの相棒として
さて、実際に着物に合わせて履くとなると、どうでしょうか?
ミズノの公式スペックには「普段の生活用で、ウォーキングシューズではないですよ」と書いてあります。もちろん、本格的なスニーカーと同じように何十キロも歩くものではありませんが、それは従来の雪駄や草履でも同じこと。むしろ、今まで硬い革底や畳表の雪駄でアスファルトの上を歩いていたことを思えば、現代人の軟弱な(?)足の裏にとって、このクッション性は間違いなく「救世主」レベルです!
デザイン的にも、コルクのナチュラルな粒立ち感がちょっとした抜け感を作ってくれます。麻調の天板は、夏の小千谷縮やしじら織、浴衣にもめちゃくちゃ自然に馴染みそうですね。
ひとつだけ注意したいのが、サイズ選び。大和工房のサイズとは違って、全長ベースの「ミズノ独自サイズ」になっています。
雪駄らしく「かかとを少し(1〜3cmほど)はみ出させて、粋に突っ掛けて履きたい!」という方は、いつもの靴のサイズよりワンサイズ下げるのがセオリー。サンダルみたいにぴったり履くなら実寸に近いサイズを選ぶなど、自分の見せたいスタイルに合わせたサイジングがおすすめです。
まとめ:技術を重ねて、文化を繋ぐこと
「22,000円」というお値段は、大量生産のビーチサンダルと比べたら、確かに「ちょっと高いかも?」と思うかもしれません。
でも、ミズノが誇る高級なカーボンを使い、環境にやさしい再生素材をまとい、奈良の職人さんが1日16足のペースで丁寧に仕立てる。そんなストーリーをひとつずつ知っていくと、むしろこのお値段はとっても誠実で、納得のいくものだなと感じます。
ここ数年、業績を大幅に伸ばし「世界に通用するライフスタイル・スポーツブランド」へ変貌を遂げてきているミズノだからこそ日本人の足にあった素晴らしい技術と着眼点。
伝統をそのまま守るだけじゃなく、現代の技術という新しい風を吹き込むことで、文化を継承していく企業姿勢に共感できます。・・ただもう雪駄も下駄も買ってしまったのでこれ以上散財できないんですよね~履いてみたいけど今年は我慢です。。でも欲しいな~
※ 本記事の商品情報は、執筆時点でのミズノ公式オンラインストアの商品仕様(D3JS2301)に基づいています。
出典:ミズノ公式オンライン「【大和工房】SETTA C/6(セッタ シーシックス)」
URL:https://jpn.mizuno.com/ec/disp/attgrp/D3JS2301/(2026年7月現在)
※ 掲載している価格(税込22,000円 / 本体価格20,000円)は変更となる場合があります。
※ 当商品はミズノ直営店および公式オンラインでの限定展開です。





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